【9月5日 AFP】デンマークの警察当局は4日未明、首都コペンハーケン(Copenhagen)近郊で、爆弾の材料を所持していたとして、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とつながりがあるとみられる8人を逮捕した。

 同国の情報機関PETJakob Scharf長官は記者会見で、「テロ攻撃を未然に防いだ」とし、「首謀者らはアルカイダの指導的メンバーなどともつながりのある、国際的活動を展開するイスラム戦闘員」と説明した。

 また、攻撃の対象については明らかにしなかったが、同国がイラクやアフガニスタンに部隊を派遣していることとは「直接関係ない」と強調した。

 警察当局は今回の事件を重要視し、外国の情報機関とも連携して、数か月にわたり集中的に捜査を進めていた。

 逮捕された8人の容疑者は、19歳から28歳のアフガニスタン、パキスタン、ソマリア、トルコの出身者で、うち6人はデンマークの市民権を所有している。うち2人は同日、出廷する予定となっている。

 同国警察がテロ未遂容疑で容疑者の身柄を拘束するのは、過去2年間で3度目。(c)AFP