【9月4日 AFP】(写真追加)ハリケーン「フェリックス(Felix)」が接近している中米のホンジュラスとニカラグアでは3日、最悪の事態に備えて、関係当局が住民や観光客ら数千人に対して避難を命じた。

 「フェリックス」の中心は、日本時間4日午前6時の時点で両国国境から東に405キロの地点にあり、現地時間の4日朝には同国境付近に到達する見込み。

 2日に5段階の分類で最強となる「カテゴリー5」に発達した「フェリックス」は、その後「カテゴリー4」に勢力を落としているものの、米国立ハリケーンセンター(National Hurricane CenterNHC)は「再度勢力を増す可能性がある」と警告している。

 前週末には、グレナダで送電線の切断や家屋の損壊などの被害が発生したほか、アルバ(Aruba)島、ボネール(Bonaire)島、キュラソー(Curacao)島が暴風に見舞われたが、現在までに「フェリックス」による死傷者は確認されていない。(c)AFP/Noe Leiva