【9月4日 AFP】今週シドニーで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に臨む21人の各国主脳が、開催国の伝統衣装を着る決まりになっている集合写真で「水着」を着用するのではとうわさされていたが、オーストラリアのジョン・ハワード(John Howard)首相はこれを否定した。

 ハワード首相は、民放テレビに出演し、「水着とサンダルは、断じてオーストラリアの伝統衣装ではない。水着とサンダルで記念撮影をするというのはあまり外交的ではない」と、各国首脳の威厳を損なう衣装は選ばないと断言した。

 また、「とてもオーストラリア的なものになるだろう。オーストラリア人をポジティブに表現したものにしなければならない」とし、先住民族風の衣装を例に挙げた。

 過去の同会議では、出席した各国首脳は、鮮やかなアジアのシルク、チリのポンチョやカナダの革ジャケットなどを着て写真に収まってきた。

 ハワード首相は過去のAPECで各国首脳が着用を強いられた衣装が、必ずしも当人たちに好評ではなかったことも明かした。「かつてブッシュ大統領は私に、選挙の後で助かった、と言ったものだ。こんな格好の写真が出回ったら得票数が落ちていただろう、と」

 今回の開催国オーストラリアでは、何をもって伝統衣装とするかという議論が高まり、オーストラリア版カウボーイハット「アクーブラ(Akubra )ハット」と「オイルスキンコート」が適当との声が出ていた。(c)AFP