国連事務総長がスーダン入り、UNAMID派遣に勢いづける意向
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【9月4日 AFP】国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-Moon)事務総長が3日、スーダン入りした。同国西部の紛争地帯ダルフール(Darfur)地方への国連とアフリカ連合(African Union、AU)の合同平和維持部隊(UNAMID)派遣に先駆け、和平プロセスを勢い付けたい意向だ。
潘事務総長は1月の就任以来、ダルフール紛争の解決を最優先事項に挙げており、暴力行為にさらされている一般市民の保護のため、2万6000人規模の合同部隊の即時派遣を確実にしたいとしている。
潘事務総長は同日にオマル・バシル(Omar al-Beshir)スーダン大統領と会談。4日には南部のジュバ(Juba)へ向かい、ダルフールのアルファシェル(al-Fasher)を周って6日に首都ハルツーム(Khartoum)へ戻る予定となっている。その後、隣国のチャドとリビアを訪問する。
UNAMIDの派遣は、数か月におよぶ外交交渉の末、7月31日に派遣の決議案が国連安全保障理事会(UN Security Council)で全会一致で採択された。UNAMIDは世界最大規模の平和維持部隊となる。
ただし、全部隊の派遣が完了するのは2008年中旬と予想されている。
潘事務総長は初めてのスーダン訪問に先立ち、「われわれが助けようとしている人々の窮状をまず知りたい」とし、「わたしが目標としているのは、これまでわれわれが成し遂げた成果を確実にし、その上でこのひどい苦痛がいつか消える日が来るようにすることだ」と強調した。(c)AFP/Herve Couturier
潘事務総長は1月の就任以来、ダルフール紛争の解決を最優先事項に挙げており、暴力行為にさらされている一般市民の保護のため、2万6000人規模の合同部隊の即時派遣を確実にしたいとしている。
潘事務総長は同日にオマル・バシル(Omar al-Beshir)スーダン大統領と会談。4日には南部のジュバ(Juba)へ向かい、ダルフールのアルファシェル(al-Fasher)を周って6日に首都ハルツーム(Khartoum)へ戻る予定となっている。その後、隣国のチャドとリビアを訪問する。
UNAMIDの派遣は、数か月におよぶ外交交渉の末、7月31日に派遣の決議案が国連安全保障理事会(UN Security Council)で全会一致で採択された。UNAMIDは世界最大規模の平和維持部隊となる。
ただし、全部隊の派遣が完了するのは2008年中旬と予想されている。
潘事務総長は初めてのスーダン訪問に先立ち、「われわれが助けようとしている人々の窮状をまず知りたい」とし、「わたしが目標としているのは、これまでわれわれが成し遂げた成果を確実にし、その上でこのひどい苦痛がいつか消える日が来るようにすることだ」と強調した。(c)AFP/Herve Couturier