【9月2日 AFP】オーストラリアでの馬インフルエンザ感染拡大の原因について、ピーター・マゴーラン(Peter McGauran)豪農林水産相は1日、検疫における落ち度が有力だと発表した。

 マゴーラン農水相は、「検疫の欠落の可能性が高い。もっとも人為的なミスの可能性もありうる。両方の可能性を視野に入れて調査を進める」と述べ、検疫の欠落が論理的に有力としつつ、確定的な結論が出るには時間を要するとした。

 調査は、シドニー(Sydney)西部にある政府の検疫施設に焦点を当てて行われており、またマゴーラン農水相は、感染経路が日本であることは「ほぼ確実」であると伝えている。

 地元紙は、情報源を明らかにしなかったものの、感染拡大の原因が感染した馬とともに訪れた人間を通じたものであるのか、あるいは空港での接触によるものであるのかについても調査が行われているとしており、そして仮に証明されれば、政府の施設が原因出ないことが明らかになると報じている。(c)AFP