【8月31日 AFP】南アフリカの刑務所で、トイレから噴き出した蒸気と熱湯で下半身をやけどしたとして訴えを起こしていた下半身不随の元受刑囚が、政府から和解金を受けとることとなった。

 同国のスター紙(Star) によると、2004年に首都プレトリア(Pretoria)中央刑務所で服役中に被害に遭ったAugustino Banze氏(36)は 、和解案の一部として3万5000ランド(約57万円相当)を受け取るという。

 Banze氏の訴えによると施設では当時改装作業が行われており、トイレを使用した際、噴き出した蒸気と熱湯によりやけどを負った。すぐに便座から体を動かし助けを叫んだが、病院に搬送されるまでは患部に薬を塗る処置を受けたのみだったという。

 Banze氏は当局に対して、改装作業中の配管整備の安全を確認すべきだったと非難。これに対し当局は当初、Banze氏が治療を必要としていたことは認めながらも、下半身不随の同氏は「痛みに苦しむことはないだろうと思っていた」と反論していた。(c)AFP