【東京 27日 MODE PRESS】最新のブラジル・ファッションを日本に紹介するイベント「ブラジル ファッション ナウ(Brasil Fashion Now)」が、8月28日から30日まで東京・表参道ヒルズ(Omotesando Hills)で開かれる。会期中には、ブラジル ファッションデザイナー協会(ABEST)をはじめとした4つのファッション協会から選ばれた22ブランドがファッションショーや展示会を行う。近年日本で注目が高まるブラジルファッションの最先端を一度に見ることが出来る貴重な機会となりそうだ。

■多様なブラジル・ファッション

 これに先駈け27日に開かれた記者会見で、アンドレ・アマード(Andre Amado)大使は、「民族や文化の融合が生み出した多様なデザインと、豊富な天然資源による多様な素材。この2つの“多様性”がブラジルファッションの強み」と語る。「99年前にブラジルに移住した日本人たちが、ブラジル文化のアイデンティティ形成に大きな影響を与えてくれた」

 イベントを主催するアペックス-ブラジル(APEX-BRASIL)貿易振興会のマウリシオ・ボルジェス(Mauricio Borges)副局長は「ブラジルのファッション品はここ数年日本で好調な伸びをみせており、今年度の7月期までの輸入額も前年比12.9%増を記録した。しかし、日本国内のファッション輸入総額と比較すると、わずか3%にしか満たないというのが現状。世界有数のファッション市場である日本に向け、ブラジルの魅力を長期的にアピールしていきたい」と語った。

■公式ホームページで展示会来場者受付中

 28日には、イザベラ・カペト(Isabela Capeto)とロナルド・フラガ(Ronaldo Fraga)のファッションショーが開かれる。29、30日にはブラジル ファッションデザイナー協会(ABEST)、ブラジル 繊維衣料工業協会(ABIT)、ブラジル フットウェア協会(ABICALCADOS)、ブラジル 宝石・貴金属協会(IBGM)、の4つのファッション協会から選ばれた22ブランドが08年春夏コレクションの合同展示会を行う。

 細部まで作り込んだ、温かみのある服で評判のカペトは、「以前パリで展示会を開いたとき、服のディティールに感動し涙を流してくれた日本人がいた。日本のファッション市場は、ディティールへの配慮を理解する繊細な感性を持っている」とコメント。フラガは、「日本で人気のブラジル音楽の様に、ファッションでも多くのファンを得ることができれば」と語った。

 ファッションショーは招待者のみ入場可。展示会には、公式ホームページで来場登録をすれば入場できる。(c)MODE PRESS

関連情報
  • 「ブラジル ファッション ナウ」公式ホームページ