【8月27日 AFP】中国北京のFangshang地区で違法に操業されていた炭鉱が20日に崩壊した。これにより生き埋めとなっていた2人の兄弟が崩壊から4日後の24日、自力で奇跡的に生還したことが分かった。27日付の中国国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が伝えた。

 40代の兄弟は食料や水分の不足をお互いの尿を飲むことで補い、地上までの道を掘り、地上に這い出した。危険が大きすぎるとの理由で救助活動が打ち切られた3日後のことだった。

 チャイナ・デーリーによると、当局は生存者探査装置を使わなかったにもかかわらず、「生存者の兆しはなかった」として救助活動の打ち切りを正当化したという。

 2人の生存をあきらめた家族は中国の古くからのしきたりに従い、2人が死後の世界で金に困らないように、炭鉱の外で現金を火にくべた。

 2人を診察した医師は「奇跡だ」と驚きをあらわにした。ただ、兄弟はかなり体重が減り、腎臓に支障を来しているという。

 兄弟は中国北部の内モンゴル自治区(Inner Mongolia)の出身で、炭鉱での長年の経験が生存につながったとしている。

 炭鉱の所有者である地元住民は、事故後に逃亡している。(c)AFP