NASA、スペースシャトルの燃料タンクに亀裂を発見
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【8月27日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は26日、今年打ち上げ予定のスペースシャトル2機に搭載予定だった燃料タンクの断熱材に小さな亀裂を発見したことを明らかにした。
NASAによると、X線検査で発見された微小な亀裂は、今月ミッションを終えて帰還したスペースシャトル「エンデバー(Endeavour)」の打ち上げ時、断熱材の小片がはがれ落ちた原因とみられるという。
NASAは「外部燃料タンクに接続されている液化酸素パイプの金具から、打ち上げ時に小片がはがれ落ち、エンデバーの耐熱タイルが損傷した」と説明。「問題のあった金具の交換、燃料タンクの準備を進めており、10月に打ち上げ予定のスペースシャトル『ディスカバリー(Discovery)』には新しい燃料タンクが装備される予定」であることを明らかにした。
外部燃料タンクの亀裂は、液化酸素パイプをタンクにつなぐアルミ金具を覆うコルク層で発見された。NASAでは、金具の氷結を防ぐため使われていたコルク層を取り外し、軽量の代替物質で金具をコーティングしたという。
NASAのWayne Haleシャトル計画マネージャーは「適切に修理作業が行われるよう、充分な時間を費やす」と話し、10月23日に予定されているディスカバリー号の打ち上げには支障がないと強調した。交換作業には9日間ほど要するという。(c)AFP
NASAによると、X線検査で発見された微小な亀裂は、今月ミッションを終えて帰還したスペースシャトル「エンデバー(Endeavour)」の打ち上げ時、断熱材の小片がはがれ落ちた原因とみられるという。
NASAは「外部燃料タンクに接続されている液化酸素パイプの金具から、打ち上げ時に小片がはがれ落ち、エンデバーの耐熱タイルが損傷した」と説明。「問題のあった金具の交換、燃料タンクの準備を進めており、10月に打ち上げ予定のスペースシャトル『ディスカバリー(Discovery)』には新しい燃料タンクが装備される予定」であることを明らかにした。
外部燃料タンクの亀裂は、液化酸素パイプをタンクにつなぐアルミ金具を覆うコルク層で発見された。NASAでは、金具の氷結を防ぐため使われていたコルク層を取り外し、軽量の代替物質で金具をコーティングしたという。
NASAのWayne Haleシャトル計画マネージャーは「適切に修理作業が行われるよう、充分な時間を費やす」と話し、10月23日に予定されているディスカバリー号の打ち上げには支障がないと強調した。交換作業には9日間ほど要するという。(c)AFP