【8月26日 AFP】全米オープン・テニス2007(the US Open Tennis Championships 2007)の開幕を28日に控え、スイスのロジャー・フェデラー(Roger Federer)は25日、試合会場となるUSTA・ナショナル・テニスセンター(USTA National Tennis Center)で記者会見を行い、会見でフェデラーは若い世代のライバルたちの台頭を認めながらもまだまだグランドスラムの支配権を譲り渡すつもりはないと胸の内を明かした。

 全米オープン・テニス2007で通産12度目の4大大会制覇を目指す26歳のフェデラーは、若い世代の選手たちが力をつけてきているのを感じると語っていたが、全仏オープン・テニス2007(French Open 2007)・決勝で敗れたスペインのラファエル・ナダル(Rafael Nadal)に関しては「ナダルは既にトップのレベルにずいぶん前から到達していて、彼はベテランだよ」と語っていた。

 フェデラーは気にかけている選手として、世界ランキング第3位で20歳のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)をはじめ20歳のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)や21歳トマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)や同じく21歳のリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)や22歳のマルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)などの名前を挙げ、「彼らは皆ここ1年で台頭してきた。彼らがグランドスラムでどんな戦いをするのか非常に興味がある」と話した。

 ジョコビッチは既にロジャーズ・カップ2007(Rogers Cup 2007)でアンディ・ロディック(Andy Roddick、米国)やナダルを破り、決勝ではフェデラーを降し優勝を果たしている。ガスケもウィンブルドン選手権2007(The Championships Wimbledon 2007)で準決勝まで進出している。フェデラーは「近い将来、彼らの中の一人は間違いなく成功を収めているといえるだろう。ジョコビッチは最初にそれを成し遂げた。マレーの方が先に成功を収めそうにみえたが、彼は怪我をしてしまった。ガスケもまた目覚ましい進歩を遂げてきている。ベルディハやバグダティスの二人も大きな成功を収める可能性を秘めている」と語った。ピート・サンプラス(Pete Sampras)氏の持つグランドスラム通算14勝にあと3つと迫るフェデラーにとっては若い世代の選手の台頭が偉大な記録達成の障害となりうる。

 フェデラーは20日にウェスタン&サザン・ファイナンシャル・グループ・マスターズ2007(Western & Southern Financial Group Masters 2007)を制し自己通算50勝目を記録したばかりで、「今は絶好調といえる。今年の夏は人生最高の夏を過ごしている。願わくは全米オープン2007も勝ち取りたい」と大会へ抱負を語った。(c)AFP/Jim Slater