【8月24日 AFP】国際五輪委員会(International Olympic Committee:IOC)のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)会長は、禁止薬物使用で6か月以上の出場停止処分を受けた選手に対して五輪への出場を認めないとする禁止薬物使用の罰則強化案を発表した。この案は12月に開かれるIOC理事会で正式決定される見込みとなっている。

 会見でロゲ会長は、薬物使用に関する罰則の強化案について「IOCは、禁止薬物使用で6か月以上の出場停止処分を受けた選手に対して真近に迫る五輪への出場を認めない場合がある」と語り、禁止薬物に関する重要な情報を提供した違反者に対しては司法取引で処分が軽減する可能性もあるとした。

 また、IOCと同様に国際陸上競技連盟(International Association of Athletics Federations:IAAF)も、初めて禁止薬物使用違反をした選手の出場停止処分を2年間から4年間に延長する案を世界反ドーピング機関(World Anti-Doping Agency:WADA)に求めていくとしており、ロゲ会長も「IOCは心からIAAFを支持する」と賛成の意向を強調した。

 IOCはアテネ五輪の男子100メートルで金メダルを獲得したジャスティン・ガトリン(Justin Gatlin)の禁止薬物使用で陸上界が信用を失ったこともあり、翌25日に開幕する第11回世界陸上大阪大会(11th IAAF World Championships in Athletics Osaka)では禁止薬物使用の検査を厳しくする必要があるとしている。 (c)AFP