フセイン側近裁判、元議員が拷問について証言
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【8月23日 AFP】バグダッドのイラク高等法廷で行われているサダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領の側近15人の裁判で22日、元議員がフセイン政権が行っていた拷問等に関して証言した。この裁判には、フセイン元大統領のいとこで元国防相の「ケミカル・アリ」こと、アリ・ハッサン・マジド(Ali Hassan al-Majid)被告も含まれている。
Kamil Kanoun Abu al-Heilさん(76)は、イスラム教シーア派(Shiite)住民がスンニ派(Sunni)主導の旧フセイン政権に対して蜂起した1991年、バグダッド近郊のAl-Radhwaniyah刑務所に収容されていたこと、また毎日のように数百人が連行され「殴打と拷問」を受けていたことを述べた。
Abu al-Heilさんは当時、フセイン政権下で議員を務めており、議会に出席しようとバグダッドを訪れたところを拘束されたという。
自身も被害を受けたAbu al-Heilさんの証言によると、刑務所は拷問されている人々の悲鳴が聞こえ、1日の終わりには血に染まった毛布を掛けた人々が運び出されるていた。人々は激しい拷問により歩くこともままならなかったという。(c)AFP/Jay Deshmukh
Kamil Kanoun Abu al-Heilさん(76)は、イスラム教シーア派(Shiite)住民がスンニ派(Sunni)主導の旧フセイン政権に対して蜂起した1991年、バグダッド近郊のAl-Radhwaniyah刑務所に収容されていたこと、また毎日のように数百人が連行され「殴打と拷問」を受けていたことを述べた。
Abu al-Heilさんは当時、フセイン政権下で議員を務めており、議会に出席しようとバグダッドを訪れたところを拘束されたという。
自身も被害を受けたAbu al-Heilさんの証言によると、刑務所は拷問されている人々の悲鳴が聞こえ、1日の終わりには血に染まった毛布を掛けた人々が運び出されるていた。人々は激しい拷問により歩くこともままならなかったという。(c)AFP/Jay Deshmukh