【東京 22日 上間常正】沖縄の海外ブランド大型免税店「DFSギャラリア・沖縄(DFS GALLERIA OKINAWA)」に今月、グッチ(Gucci)とボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)のブティックが新たにオープンした。今年は、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、クロエ(Chloe)がオープンしたほか、この秋にはシャネル(Chanel)やロエベ(Loewe)の開店も予定されている。沖縄の空と海、そしてラグジュアリーブランドの免税ショッピングを同時に楽しめるこのユニークな買い物施設の内容がさらに充実してきた。

■50以上のブランドが勢揃い

 DFSギャラリア・沖縄は那覇市の新都心にあり、04年に開業した。売り場面積は約1万㎡で、50以上の外国高級ブランドショップのほか、各国料理が並ぶオープンキッチンスタイルのレストランや、ローカルの土産品売り場もある。空港外だが免税扱いになるため、国内のブティックより最大30%近く安い値段でショッピングが楽しめる。

■今回オープンの2店舗は?

 今回オープンしたグッチブティックは、床面積約180㎡。ウエアを除いてバッグや革小物、シューズなどのハイシーズンの品揃えだ。店内のインテリアはステンレスや木材を使ったグッチブティックの最新の店舗コンセプトで設計され、軽快で明るい雰囲気になった。

 ただしこのグッチの店は免税の適用外。これまではルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)だけだったが、2店目となった。免税店の場合は、品物を空港内で受け取るため県外の人、または沖縄から県外へ出かける場合にしか買えないが、免税対象外なら沖縄在住の人でもいつでも買える利点がある。

 ボッテガ・ヴェネタは免税対象店になる。最近はバッグを中心に人気が高まっていて価格もかなり高いため、開店直後からグッチと並んで買い物客の大きな注目を集めている。

■グッチ出店で高まる高級化

 開店に駆けつけたグッチグループ・アジア・パシフィックディヴィジョンのミミー・テンCEOは「日本はグッチグループにとって特別なマーケット。沖縄のこの店は日本の中でも注目すべきブティックになるだろう。特に、沖縄の方にグッチの最新の商品を提供できるのはうれしい」と挨拶した。

 沖縄DFS社の小川光永代表取締役は「今回のグッチブティックで、DFS沖縄の高級化がさらに高まった。近年の沖縄人気を踏まえ、高級商材の購買意欲が高い消費者と質の高い旅行を求めるお客に向けて、どちらの趣向にも対応できるような充実した内容をこれかも提案していきたい」と語った。(c)MODE PRESS

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