【8月22日 AFP】中国で都市部に住む若者の環境への意識調査を行ったところ、「大半が地球温暖化に関心があるものの、車を所有したり、豊かな暮らしを犠牲にはしたくない」という調査結果が明らかになった。20日付の中国青年報(China Youth Daily)が報じた。

 この調査は中国全土の各都市で、平均年齢30歳の若者2500人を対象に行われた。回答者の平均月給は2977元(約4万5000円)であった。

 その結果、76%が「エネルギー節約のためにできることはしたい」という意識を持つ一方で、同じく76%が「十分にお金があれば車を購入したい」と回答。また、38%が大きな家を所有したい、21%が海外旅行をしたいと回答し、一方では78%が政府に対し環境保護政策の推進を求めている。

 この調査から、環境保護や持続可能な消費に関心はあるものの、それは「生活水準に影響を及ぼさない限りにおいてのみ」という若者の意識が明らかになった。同紙は「この世代は、持続可能な消費のために現在の生活水準を犠牲にするよう要求された場合、強い反発を示す可能性は高い」と解説している。

 中国はここ数年で驚異的な経済成長を遂げてきたが、一方で地球温暖化に影響を及ぼす温室効果ガスの排出量も同様に急増した。中国の主要エネルギーは石炭で、また車を所有する人が増え交通量も増加したことから、温室効果ガスの排出量で同国は米国と世界の1、2位を争っている。(c)AFP