【8月22日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するガブリエル・エインセ(Gabriel Heinze)が、ライバルチームであるリバプール(Liverpool)への移籍をチームに許可させようと申し立てを行うも、同リーグの仲裁委員会に却下されたことを受け、マンチェスター・ユナイテッドは満足のいく結果になったと表明した。

 エインセは、マンチェスター・ユナイテッドとの契約の中に680万ポンド(約15億円)のオファー(リバプールが提示した金額でもある)があれば移籍を認めるという項目があると主張して申し立てを行ったが、仲裁委員会はこれを却下し、口頭および文章でリバプールへの移籍を許可しないとしていたマンチェスター・ユナイテッド側の主張を支持した。

 プレミアリーグは「委員会は両者から提出された証拠を調査し、エインセの主張を退けた。議論の的となっている2007年6月13日の公式書類において、マンチェスター・ユナイテッドの移籍についての方針と話し合いの状況から国外へのみの移籍を構想していることは明らかであるとして公聴会を終えた。さらに公式書類は「同意の承諾」の基に成っており、特定のクラブへの移籍について、クラブ側に義務や法的拘束力のある協定を置かなかった。つまり、この公式文書はクラブと将来的な買取先となるクラブとの交渉を意図する証拠であり、法的な関係を意図する証拠にはならない」と声明を発表した。

 この決定を受けマンチェスター・ユナイテッドのスポークスマンは「委員会が我々を支持し、満足しています」と語っている。

 エインセは、プレミアリーグやイングランド・プロサッカー選手協会(Professional Footballer's Association:PFA)からなるプレミアリーグの審査会に上訴できる権利があるが、もし同選手がクラブを去ることになった場合は国外のクラブに移籍することとなり、候補にはフランス・リーグ1のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)が挙がっている。

 リヨンはDFクリス(Cris)の怪我を受け、欧州圏外の別の選手を獲得できるようフランス・プロサッカーリーグ連盟(French Professional League:LFP)から許可を受けており、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)に所属していたエインセ獲得を最優先としている。

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