【8月22日 AFP】サッカー、ドイツ・ブンデスリーガ1部のハンブルガーSV(SV Hamburg)に所属するオランダ代表のMFラファエル・ファン・デル・ファールト(Rafael van der Vaart)は21日、スペイン・リーガエスパニョーラ1部のバレンシア(Valencia)への移籍を断念したことを明らかにした。

 現在24歳のファン・デル・ファールトは、欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)に出場するためにバレンシアへの移籍を公言し、ハンブルガーのサポーターから怒りを買っていた。

 これに対しバレンシアからの1400万ユーロ(約22億円)のオファーを断り、ファン・デル・ファールトへの更なる接触を禁じるために法的手段を講じたハンブルガーは、行き過ぎた行為があったとしてファン・デル・ファールトには4万ユーロ(約600万円)の罰金を課している。

 独大衆紙ビルト(Bild)に対しファン・デル・ファールトは「これは時間との戦いだ。バレンシアが引き続き私の獲得を目指し動いてくれたとしても移籍成立までの道のりはあまりにも遠く、すぐに他の選手の獲得に乗り換えるだろう」と語り、事実上バレンシアへの移籍を諦めたことを明らかにしている。

 2005年にハンブルガーに入団したファン・デル・ファールトは、同クラブとの契約を2010年まで残している。

 ハンブルガーのクラブ上層部には2200万ユーロ(約34億円)でもファン・デル・ファールトを放出する意思は無く、ディートマー・バイヤースドルファー(Dietmar Beiersdorfer)副会長は「興味が無い」とバレンシアからのオファーを一蹴していた。

 ファン・デル・ファールトは「恐らく私の思いをより正確に語るべきだったのだろう。私の発言がサポーターを不当に傷つけてしまった。時として人は人生において自らの願いをかなえるために汚れ役を買って出なくてはならないが、それは通常の行動ではない」と語り、自らの行動を反省し、サポーターに謝罪してハンブルガーでプレーを続ける意向を明らかにしているが「1シーズンか2シーズン後にはスペインでプレーしているだろう」と続け、リーガエスパニョーラへの思いを吐露している。

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