【8月21日 AFP】(写真追加)竜巻を伴って中国南東部沿岸を襲った台風8号(セーパット、Sepat)による死者は、少なくとも15人に達した。

 20日付の国営新華社(Xinhua)通信によると、浙江(Zhejiang)省東部を18日に通過した竜巻は幅800メートルに及び、同省温州(Wenzhou)市を中心に家屋156棟が倒壊して、13人が死亡、重傷6人を含む60人以上が負傷した。

 当局は19日早朝、台風8号が時速119キロの勢力で福建(Fujian)省に上陸する前に、近隣地域の住民100万人近くを避難させた。

 同省内の数か所の地域では過去24時間での降水量が300ミリに達し、家屋や作物に被害が出ているほか、停電が発生している。

 気象当局では福建省の各都市を豪雨が襲ったと発表し、惠安(Hui’an)郡ではさらに被害が拡大する恐れがあるという。新華社通信は19日夜、同省での暴風雨はさらに2日間は続くと報じた。

 台風8号による作物や不動産などへの被害額は、浙江省、福建省合わせてこれまでで1億ドル(約115億円)以上に達したとみられている。台風は内陸の江西(Jiangxi)省へ向かっており、熱帯低気圧に変わったものの依然として豪雨を伴っているため、洪水を引き起こす可能性がある。

 中国政府の発表によると同国国内では7月だけで、異常気象により死者712人、行方不明者163人の被害が出ている。(c)AFP