【8月19日 AFP】アジア3か国歴訪に出発した安倍晋三(Shinzo Abe)首相は19日、最初の訪問国であるインドネシアに到着した。滞在中に同国との間で経済協定を締結する。

 首都ジャカルタ(Jakarta)のハリム空港に到着した安倍首相は、インドネシアのハッサン・ウィラユダ(Hassan Wirayuda)外相が率いる代表団の出迎えを受けた。

 20日にはスシロ・バンバン・ユドヨノ(Susilo Bambang Yudhoyono)大統領と会談し、2005年から交渉が続けられていた日・インドネシア経済連携協定(EPA)の調印が行われる。EPAは自由貿易協定の改定版で、単なる関税の廃止にとどまらない特別待遇を協定国に与えるもの。

 協定に基づき、日本とインドネシアの貿易の90%以上で徐々に関税を廃止し、日本はインドネシアから天然ガスや鉱物資源の安定供給を受ける見返りに、複数分野でインドネシアに支援を提供する。EPAは、貿易サービス、関税手続き、投資、エネルギー、鉱物資源、知的財産保護、政府調達といった分野で協力の枠組みを定めている。

 インドネシアは日本にとって最大の液化天然ガス供給国であり、インドネシアにとって日本は最大の貿易相手国となっている。2006年のインドネシアの対日輸出額は217億ドル(約2兆4800億円)、日本からの輸入額は55億ドル(約6300億ドル)。インドネシアには日本企業1000社が進出している。(c)AFP