【8月19日 AFP】スイスのアルプス氷河で18日、約600の人々が地球温暖化に警鐘を鳴らすキャンペーンの一環として行われた集団ヌード撮影会に参加した。

 この撮影会は国際環境保護団体のグリーンピース(Greenpeace)による写真家のスペンサー・チュニック(Spencer Tunick)氏へのコミッションワークで、ユネスコ(UNESCO)により世界自然遺産として登録されたアレッチ氷河(Aletsch glacier)のすぐそばで行われた。

 この撮影会は、地球温暖化により消滅の危機にあるアルプス氷河へ人々の関心あつめ、温暖化への意識を高める事が目的。

「氷河や世界の環境と同じくらい脆弱な人体を、極限の寒さにさらすことで、世論と政治を動かすことができる」とグリーンピースは期待する。

 今回、撮影を担当したチュニック氏は、「表面上のイメージよりもさらに深い部分、人間の脆弱性を感じ取ってほしい。そして、氷河も人間と同じくらいセンシティブだということを」と語る。(c)AFP/Peter Capella