【8月18日 AFP】15日に南米ペルーの太平洋沿岸部で発生した大地震で17日、海外からの特別救助隊が被災地入りを始めた。

 首都リマ(Lima)南270キロの町ピスコ(Pisco)には、災害救助犬合計8匹を連れたスペインの特別救助隊2隊が到着した。両隊は、地震発生から数時間後には、チャーター機でスペインを出発していた。

 救助隊のJesus Valesco Sanchez隊長は、生存者発見は一刻を争うと強調しつつも、「被災直後48時間が鍵を握るが、個々の場合によっては1週間、あるいはまれに10日後までは生存の可能性がある」と述べた。

 太平洋の震源地から近かったピスコ、イカ(Ica)など沿岸部の町々では今なお、多くの人ががれきの下に閉じ込められているという。がれきの下で携帯電話が鳴っても、生存者の確認には災害救助犬あるいはハイテク機材が欠かせないという。

 生存者のみを発見するよう訓練されているという災害救助犬を例にあげ、「救助活動は非常に繊細な作業が要求される。高度な訓練を積んだチームでなければ困難だ。このチームは最新の装備を持つ精鋭救助隊だ」とValesco隊長は自信をのぞかせた。

 Valesco隊長の部隊は、女性を含む15人。今までにパキスタン、イラン、アルジェリアなどで多くの救助活動を行ってきた実績を持つ。その顔は、一様に褐色に日焼けし、鍛えられた体を持ち、合計1トンのつるはしや酸素ボンベなどの装備を軽々と持ち運ぶ。

 同行した災害救助犬は、Leon(ジャーマン・シェパード)、Draco(スパニッシュ・ウォーター・ドッグ)、Boss(ゴールデン・ラブラドール)、およびToto(プードル系雑種)の4匹。救助隊の「正規」メンバーとして扱われ、リマ、ピスコ間の飛行機の移動でも、他の乗客らと客室に乗り込み現地へ到着した。(c)AFP