【8月17日 AFP】五輪開幕を約1年後に控えた中国北京(Beijing)では17日、大気汚染改善に向けた試験的措置として、市内を走る車両の通行規制を開始した。

■4日間の規制実施、成果の程は?

 市内には6500人を超える交通警察官が配備され、規制の実施状況の監視に当たっている。4日間実施され、ナンバープレートの偶数奇数により、市内を走行する車両を規制、違反車両には100元(約1500円)の罰金を科す。規制対象となるのは車両は100万台以上となる。また、実施中、合計27か所で大気汚染レベルの測定を行うことになっている。五輪開催期間中も、一時的に同様の車両規制を実施する予定だ。

 北京市に登録されている車両は現在約300万台で、1日当たり1200台増加しているという。車両からの排気ガスは、悪名高い北京の大気汚染の原因となっており、削減が求められている。規制が実施された17日朝、市民の間からは、公共交通機関が混雑して困るとの声が多数聞かれた。また、この程度の措置で大気汚染が改善されるのかと懐疑的に見る人もあった。

■五輪委員会空も大気汚染改善へのプレッシャーが

 8日に催された五輪開催カウントダウン式典の際、2週間にわたり北京上空を覆ったスモッグの影響でわずか数百メートルの視界しか確保できなかったことから、大気汚染問題が一層クローズアップされるかたちとなっていた。

 国際五輪委員会(International Olympic CommitteeIOC)のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)会長はこの式典で、大気汚染の状況が著しく悪化した場合には、出場選手の健康を考慮し、一部の競技の実施を延期する可能性もあると述べた。競技の延期は五輪市場前例がない。(c)AFP