【8月15日 AFP】終戦記念日の15日に沖縄県の尖閣諸島(Diaoyu Islands)への接近を計画していた香港、台湾、中国本土の活動家らが悪天候により計画を中止し、同日、香港の日本領事館周辺で同諸島の中国の領有権を主張するデモを行った。

 約20人の活動家らは、第2次世界大戦で日本が降伏した15日に尖閣諸島に上陸することを目指し、12日に出航する予定だったが、天候が悪く計画は延期された。同グループは尖閣諸島は日本に占領されていると主張している。計画を変更した一行は香港の日本領事館へ向かって「釣魚島(尖閣諸島の中国名)から出て行け」などと書いた垂れ幕などを掲げ、デモを行った。

 抗議行動を実施したグループ「保釣行動委員会(Action Committee for Defending the Diaoyu Islands)」の代表は、「日本は中国の戦争被害者に対するいかなる謝罪行為を行ったことも補償をしたこともない。これに対する抗議を表したい。問題解決のためにより具体的な計画を起こしたい」と述べた。同グループはこれまで定期的に尖閣諸島への接近を試みている。

 尖閣諸島は1895年に日本が領土編入し、第2次大戦後に一時的に米国の占領下に置かれた後、1972年の沖縄返還とともに日本に施政権が戻された。一方、中国と台湾も尖閣諸島の領有権を主張している。

 1996年9月には海上保安庁の巡視船に退去を警告された活動家らが、尖閣諸島へ上陸しようと抗議船から海へ飛び込み、うち香港の活動家デイビッド・チャン(David Chan)氏が溺死する事件も起こった。(c)AFP