【8月14日 AFP】病気療養中のキューバの最高指導者フィデル・カストロ(Fidel Castro)国家評議会議長が13日、81歳の誕生日を迎えた。首都ハバナ(Havana)で深夜に花火が打ち上げられたものの、例年のような誕生日の祝典は予定されておらず、祝賀ムードは控えめとなった。

 ハバナ湾(Havana Bay)で花火が打ち上げられた後、女優でラジオ番組司会者のGliselda FarinasさんはAFPに対し「これは、国民からフィデルへの敬意の証しだ」と語った。

 正式には、花火は人気の祭典「Carnaval de La Habana」の最終日を記念するものだが、多くの国民は、病気療養中のカストロ議長への敬意を表すためのものと考えている。

 ダンサーが大声で「フィデル万歳」と繰り返す中、見物客がキューバの国旗やカストロ議長の写真を振る光景も見られたが、例年のようなカストロ議長の誕生日を祝う主だった公式行事は予定されなかった。

 複数の政治団体などが行事の開催を発表しているが、いずれもカストロ議長の出席は予定されていない。

 カストロ議長が腸の手術を受けた2006年7月以降、療養中の姿が写真やビデオ映像で公開されることはあっても、同議長が実際に公の場に姿を見せたことは一度もない。

 手術後、カストロ議長は権限を弟のラウル国防相に「暫定」委譲しているが、自身の職務復帰の時期については明らかにしていない。(c)AFP/Isabel Sanchez