【8月2日 AFP】モンスーンの豪雨による洪水に見舞われた南アジア一帯で1日、多数の住民が死亡、数百万人が自宅から避難を余儀なくされた。

 通信社のPTIPress Trust of India)によると、インド北部で救助隊員と避難者を乗せたボートが沈没、28人が水死したほか、12人が行方不明になっている。政府当局や現地からの報道によれば、豪雨の影響による死者数はインド全土で1000人近くに上っている。

 南アジアでは、モンスーンシーズンに入った6月以降、数百万人が避難生活を余儀なくされており、インド最大規模のブラマプトラ(Brahmaputra)川が決壊したアッサム(Assam)州では500万人が避難した。

 インド東部ビハール(Bihar)州では、容赦なく降り続いた雨の影響で62人が死亡した。

 一方、インドと隣接するバングラデシュの政府高官の発表によると、同国の北部と中部では川の水位が上昇し、過去数日間で少なくとも38人が死亡、450万人が避難した。バングラデシュは低地で、230もの河川が縦横に流れている。

 ネパールでは6月中旬以降、モンスーンの影響で発生した洪水や地滑りによって82人が死亡、20万人以上が避難を余儀なくされた。最も大きな被害を受けた同国南部のインド国境沿いには、ネパール軍が孤立した住民のためにヘリコプターで救援部隊を派遣しているほか、医療関係者らが、水によって媒介する感染症の警戒にあたっている。(c)AFP/Penny MacRae