【8月1日 AFP】中東歴訪中の米国のコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)国務長官とロバート・ゲーツ(Robert Gates)国防長官は7月31日、サウジアラビアを訪問し、アブドラ国王(King Abdullah)と会談した。同国政府がイラクのスンニ派武装組織に資金援助しているとの疑惑について協議したとみられる。

 協議内容は、1日に行われるサウド・ファイサル(Saud al-Faisal)外相との記者会見で明らかにされるもよう。

 両長官はこれに先立ち、エジプトの保養地シャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)で親米アラブ8か国の外相らと会談し、再度イラクの援助を求め、パレスチナ国家樹立への米国の役割などについても協議した。

 また、両長官の中東歴訪に先立ち、米国はサウジアラビアに200億ドル(約2兆3700億円)、エジプトに130億ドル(約1兆5400億円)、イスラエルに300億ドル(約3兆5500億円)、その他の親米湾岸諸国に200億ドル(約2兆3700億円)の軍事援助を行う意向を表明しており、これについての協議も今回の歴訪での主要目的となっている。

 こうした援助について、イランのシーア派は「中東の不安定化を招く」と批判している。

 ザルメイ・ハリルザド(Zalmay Khalilzad)米国連大使は7月29日、「サウジアラビアなど親米アラブ諸国は、イラクの安定化に向けた取り組みを台無しにしている」と批判。一方の親米アラブ側は、イラク政府へのイランの影響力の増大への懸念を深めている。(c)AFP