【7月26日 AFP】サッカー、第14回アジアカップ(Asian Cup)・準決勝、日本vsサウジアラビア。試合は日本が2-3で敗れ、3大会連続の決勝進出はならなかった。

 大会3連覇を狙う日本は、前半35分にフリーキックからヤセル・アル・カハタニ(Yasser Al Qahtani)にゴールを決められサウジアラビアに先制を許するも、直後の同37分にコーナーキックから中澤佑二(Yuji Nakazawa)がヘディングシュートを決めて同点に追い着き、前半を1-1で折り返すことができた。

 後半に入ると、同2分にマレク・マーズ(Malek Maaz)のゴールでサウジアラビアに勝ち越されるも、同8分に日本は阿部勇樹(Yuki Abe)がボレーシュートを決めて再び同点に追い着いく。しかし、同12分にドリブル突破からペナルティエリア内に切れ込んだマーズに2得点目となるゴールを許し、この試合3度目となるリードを許した。

 その後日本は、マーズとアル・カハタニのカウンターを警戒しながら同点ゴールを狙いに行ったが、ロスタイムに羽生直剛(Naotake Hanyu)の放ったミドルシュートがバーに弾かれるなど運にも見放され、そのまま2-3でサウジアラビアに敗れ、大会3連覇の夢は準決勝で潰えた。

 試合後に「チャンスの数は相手より上回っていたが、残念な事に3点目を奪うことができなかった」と振り返った日本のイビチャ・オシム(Ivica Osim)監督は「この試合の一番の敗因は主力選手が疲れていた事だ。疲労による影響で選手たちはアイデアを欠いていた」と敗因を分析した。(c)AFP/Barnaby Chesterman