【7月25日 AFP】イタリア自転車競技連盟(Federazione Ciclistica Italiana:FCI)は24日、5月に行われた第90回ジロ・デ・イタリア(2007 Giro d’Italia)の大会期間中に行われたドーピング検査で不審な点が確認されたアレッサンドロ・ペタッキ(Alessandro Petacchi、イタリア)の公聴会を行い、イタリア五輪委員会(Comitato Olimpico Nazionale Italiano:CONI)が提言した1年間の出場停止処分を覆し、ペタッキに処分を下さない決定をした。

 これを受けてペタッキは「イタリア自転車競技連盟の決定は、私の人生において最も素晴らしい勝利の一つ。人生最悪の経験だったので同じような苦しい思いを誰にもして欲しくない」と語っている。

 ジロ・デ・イタリアで通算5度のステージ優勝を果たしたペタッキは、3度目のステージ優勝を飾った第11ステージの終了後に行われたドーピング検査で尿サンプルから禁止薬物に指定されている気管支拡張薬サルブタモール(Salbutamol)の数値が異常に高いレベルで検出されたが、主に喘息の治療などに用いられるサルブタモールは、喘息を患っている選手に限っては診断書を提出すれば使用することができ、ペタッキは何年も喘息を煩っているため診断書を持っていた。

 2003年のツール・ド・フランスでは通算4度のステージ優勝を飾っているペタッキは、このドーピング疑惑により所属するチームミルラム(Team Milram)の判断で7日に開幕した2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)への欠場を余儀なくされている。(c)AFP