【7月19日 AFP】新潟中越沖地震で放射能漏れなどのトラブルを起こした東京電力の柏崎刈羽原子力発電所は、少なくとも1年は操業停止となる可能性が出てきた。東京電力は、首都・東京の夏の電力需要のピークを前に、国内の各電力会社に支援を要請している。

 19日付で日経新聞は、東京電力が安全性を最終的に確認するまで、政府は少なくとも1年は稼働停止とすることを検討していると伝えた。また、耐震調査などの結果、原発に補強が必要と判断された場合には、稼働停止期間はさらに延びる見込みだという。

 地震による放射能漏れを受け、経済産業省と柏崎市長は、安全性が確認されるまで無期限で同原発の稼働停止を命じている。(c)AFP