【7月19日 AFP】露政府の批判を続ける、亡命中のロシアの富豪ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky)氏は18日、最近発覚した自身に対する殺害計画に関し、ウラジーミル・V・プーチン(Vladimir Putin)大統領が個人的に指示を出したとして非難した。

 ベレゾフスキー氏は、殺害計画に関する英国警察による内報を受け、この数週間、一時的に海外に出国していたという。   

 ベレゾフスキー氏のコメントは、折しも、去年起きた元ロシア連邦保安局(FSB)アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏の殺害に関し、英露間での緊張が高まるなかでのものとなった。

 ボリス・エリツィン(Boris Yeltsin)前露大統領と近い関係にあったベレゾフスキー氏は、2003年に英国への政治亡命が認められた。

 英国政府は、露政府からの出されている詐欺容疑でのベレゾフスキー氏の引渡し要求を、繰り返し拒否している。(c)AFP