【7月18日 AFP】16日午前に発生した「新潟県中越沖地震」(マグニチュード6.8)で亡くなった犠牲者の数が10人に達した。

 生存者の捜索活動を続けていた警官が18日、建物のがれきに埋まった人の足を発見し、救助隊が集まったが、まもなく男性1人の死亡を確認した。

 依然、行方不明となっている人は1人で、他の捜索活動はほぼ終了していた。地元警察は発見された男性が、行方不明者かどうかの確認はできていないと発表した。

 今回の地震では死者10人のほか、1000人以上が負傷、数百世帯の家屋が損壊した。地震の多い日本でも、今回は2004年10月に同じ新潟県を襲った「新潟県中越地震」以来、最大の震度だった。

「中越地震」の際には、土砂崩れで親子3人が乗っていた乗用車が埋まり、母親と少女が亡くなったが、当時2歳だった男の子が地震発生から4日後、奇跡的に救出された。(c)AFP