【7月17日 AFP】ロサンゼルスに移住したヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)の特別番組が16日に放映され、主要紙で酷評されている。米国メジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に移籍した夫のデビッド・ベッカム(David Beckham)と共に渡米して以来、米メディアの注目を集めようとしてきたヴィクトリアの行動が裏目に出た形だ。

 NBCが放映したこの番組『Victoria Beckham: Coming to America』は、当初シリーズものの予定だったが、1時間の特別番組として編成。「ヴィクトリアの最高のユーモアとファッションセンスを明らかにするため、そのスケールの大きな世界を徹底取材した」特別番組と銘打って放映されたが、主要メディアに好印象を与えることはできなかった。

 ニューヨーク・ポスト(New York Post)紙の番組批評では最低ランクに評価され、「退屈で高飛車な言動」によって「執拗(しつよう)に自分を売り込もうとする」ヴィクトリアの様子を批判。「自己満足に浸りきった」番組の「視聴者をばかにした態度には開いた口がふさがらない」と指摘、ベッカム夫妻がビバリーヒルズに構えた「ロココ調の豪邸は度が過ぎて悪夢のよう」とこきおろしたうえ、「ヴィクトリアのけた外れの生活の内側を『独占公開』すると銘打ったNBCのこの『特別』番組は、関係者一同が誇大宣伝を信じて名声、金、時間を過剰に使った様子がうかがえる」と酷評した。

 ニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙の番組評も、ヴィクトリアについて「ある意味有名なことで有名な人物」で、「英国ではよく写真を撮られている」と紹介し、「確かにうれしそうだがユーモアのセンスは感じられない。家探しと日光浴、運転免許の申請では視聴者を1時間も引きつけておくには不十分と」容赦がない。

「舞台裏には何かがあるはずだ。そうでなければ、ベッカム氏の妻の引っ越しの手配の模様を撮影するのにあれほどの時間とビデオテープを費やした理由が説明できない」と同紙は続け、「もし、最初のCMの後でもこの番組を見続けさせることができるとすれば、それはメディアを支配する大きな陰謀が進行しているか、または、おばかなセレブがいまだに飽きられていないかのどちらかだ」とコメントした。

 夫妻が前週、ロサンゼルスに到着して以来、米メディアの報道は過熱。夫妻は雑誌の表紙やトークショー、テレビの特番などに登場している。(c)AFP