【7月14日 AFP】米上院は13日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の指導者ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の拘束につながる情報の報奨金を、これまでの倍となる5000万ドル(約60億円)に設定した。国際テロ組織の首謀者がいまだ捕まらないことと、今後起こりうるテロ攻撃を懸念しての動きとみられる。

 上院は87-1の圧倒的支持で、報奨金の倍増を可決。米政府の報奨プログラムRewards for Justiceは、故サダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領の2人の子息を含む指名手配犯の情報に、すでに数百万ドルを支払っている。

 今回の決定は、9.11同時多発テロの首謀者らがすでに安全な隠れ場で組織を立て直し、米国に新たなテロ実行犯を送り込もうとしているとの報道が相次いだ直後に実行されている。(c)AFP/Stephen Collinson