【7月13日 AFP】ハリー・ポッター(Harry Potter)が米国の興行成績にも“魔法”を使った。米興行成績調査会社メディア・バイ・ナンバーズ(Media By Numbers)が12日に報じたところによると、11日午前0時から公開された映画最新作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(Harry Potter and the Order of the Phoenix)』が、水曜日公開作の初日興収の北米新記録を達成した。

 同社によれば、公開初日の興行収入は4480万ドル(約55億円)。水曜日公開作としては、2004年に『スパイダーマン2(Spider-Man 2)』が打ち立てた4040万ドル(約49億円)の記録を追い抜いた。

 ハリー・ポッターを演じる主演のダニエル・ラドクリフ(Daniel Radcliffe)は、10日深夜に行われたCNNの人気トーク番組で、司会者のラリー・キング(Larry King)に、この役はいまだに新鮮でやりがいがあるものだと語った。

「7年間に5作品でハリーを演じてきましたが、演技という点で、できることをすべてやりつくしたわけではありません。とても奥が深いし、まだ改善の余地があります。次の2作品で、そうした部分をお見せできればと思います」

 7月23日に18歳の誕生日を迎えるラドクリフ。「魔法使いの少年」役として知られているが、この役のイメージが定着することは避けようとしているようだ。

「どの人も、僕がハリー・ポッターを演じているということはあまり気にせず、何よりも僕の演技を評価してキャスティングしてくれているように思います」

 こう語ったラドクリフは、今後2つの出演作の公開が控えていることも明かした。そのうちの1つは、作家ラドヤード・キップリング(Rudyard Kipling)の生涯を描いた作品だという。

 さらに、「ハリーを演じるには大人になりすぎているのではないか」という指摘を笑い飛ばし、「俳優は常に、自分とは年齢の違う役を演じるものです。年齢はそれほど重要だとは思いません」と述べた。

 7月21日には、ハリー・ポッターシリーズ最終巻となる小説第7作目が発売されるが、これに先立ち、映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は海外でも好発進を見せているという。

 エンターテイメント情報誌バラエティ(Variety)によると、フランスでは歴代3位となる590万ドル(約7億2200万円)、アジア・太平洋では780万ドル(約9億5500万円)、オーストラリアでは歴代5位となる300万ドル(約3億6700万円)の公開初日興行収入だった。(c)AFP