難破船財宝をめぐり、スペイン当局が米探査会社の船を拿捕
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【7月13日 AFP】スペイン警察当局は12日、米海洋探査会社オデッセイ・マリン・エクスプロレーション(Odyssey Marine Exploration)所有の「オーシャン・アラート(Ocean Alert)」号を拿捕(だほ)したと発表した。スペイン政府と同社は、大西洋に沈む難破船から発見した大量の財宝をめぐって対立している。
オーシャン・アラート号はジブラルタル港を出航後、GMT午前7時ごろ、スペインのエウロパ岬(Punta de Europa)沖で同国の警備艇に拿捕された。その後、捜査のためアルヘシラス(Algesiras)港に連行された。
オデッセイ社は、拿捕された海域はスペインの領海ではないと指摘。前日11日のスペイン政府の方針では、海上での調査のみを行うとされていたにもかかわらず、警備隊は船長が従わなかった場合には強制措置を取ると警告したとして、抗議した。
英領ジブラルタル(Gibraltar)総督府も、スペイン政府に拿捕権限はないとしており、パナマ船籍のオーシャン・アラート号の拿捕にはパナマ政府の許可が必要だとの認識を示した。英国とスペインは英領ジブラルタルの領有権を争っている。
オデッセイ社は5月18日、大西洋の公海上における難破船のものとしては世界最大規模の財宝を発見したと発表。発見場所の詳細は明らかにしなかったが、銀貨50万枚と金貨数百枚を含む計17トン、3億7000万ユーロ(約624億円)相当とされる財宝を、ジブラルタルから米フロリダ(Florida)州タンパ(Tampa)の本社に移送した。
これに対し、スペイン政府は「財宝はスペイン領海または同国所有の船から発見された可能性があり、その場合には財宝はスペインのものだ」と主張。米裁判所に申し立てを起こした。
オデッセイ社は財宝の発見場所はどこの国の領海でもなく、またそれに接するような場所でもないと反論。財宝発見の経緯などを詳述した109ページにわたる宣誓供述書を、スペイン、米、英各政府に提出している。
スペインのカルメン・カルボ(Carmen Calvo)文化相は、一連の問題について、「われわれは経済的利益ではなく、歴史的遺産を保護しようとしている。国民もそれを望んでいる」と述べた。(c)AFP
オーシャン・アラート号はジブラルタル港を出航後、GMT午前7時ごろ、スペインのエウロパ岬(Punta de Europa)沖で同国の警備艇に拿捕された。その後、捜査のためアルヘシラス(Algesiras)港に連行された。
オデッセイ社は、拿捕された海域はスペインの領海ではないと指摘。前日11日のスペイン政府の方針では、海上での調査のみを行うとされていたにもかかわらず、警備隊は船長が従わなかった場合には強制措置を取ると警告したとして、抗議した。
英領ジブラルタル(Gibraltar)総督府も、スペイン政府に拿捕権限はないとしており、パナマ船籍のオーシャン・アラート号の拿捕にはパナマ政府の許可が必要だとの認識を示した。英国とスペインは英領ジブラルタルの領有権を争っている。
オデッセイ社は5月18日、大西洋の公海上における難破船のものとしては世界最大規模の財宝を発見したと発表。発見場所の詳細は明らかにしなかったが、銀貨50万枚と金貨数百枚を含む計17トン、3億7000万ユーロ(約624億円)相当とされる財宝を、ジブラルタルから米フロリダ(Florida)州タンパ(Tampa)の本社に移送した。
これに対し、スペイン政府は「財宝はスペイン領海または同国所有の船から発見された可能性があり、その場合には財宝はスペインのものだ」と主張。米裁判所に申し立てを起こした。
オデッセイ社は財宝の発見場所はどこの国の領海でもなく、またそれに接するような場所でもないと反論。財宝発見の経緯などを詳述した109ページにわたる宣誓供述書を、スペイン、米、英各政府に提出している。
スペインのカルメン・カルボ(Carmen Calvo)文化相は、一連の問題について、「われわれは経済的利益ではなく、歴史的遺産を保護しようとしている。国民もそれを望んでいる」と述べた。(c)AFP