【7月12日 AFP】中国政府当局は11日、同国製の「練り歯磨き」が複数の国で販売禁止となったことを受けて、「練り歯磨き製造会社に対して、ジエチレングリコール(DEG)の使用禁止を指示した」と発表した。国営新華社通信(Xinhua)が伝えた。

 国家質量監督検験検疫総局(General Administration of Quality Supervision、 Inspection and Quarantine of the People’s Republic of ChinaAQSIQ)はまた、同日からジエチレングリコールを含有する練り歯磨きの輸出も禁止した。ジエチレングリコールはブレーキ液や不凍剤などに使用される工業溶剤の1種。

 現在、有害物質を含む練り歯磨きから、欠陥タイヤ、ペットフード、有毒な魚介類に至るまで、中国からの輸出品全般の「質」に対する国際社会の懸念が広がっており、特に健康に対する不安が高まっている。

 欧州委員会(European Commission)によると、スペイン政府当局は今週、有害物質を含有しているとの懸念から、中国の歯磨き粉製造会社2社に対し市場からの撤退を指示した。

 また新華社通信によれば、日本、米国、カナダも現在、ジエチレングリコールを含有する練り歯磨きの販売を禁止している。(c)AFP