【7月11日 AFP】2005年7月のロンドン連続爆破テロ未遂事件で殺人謀議に問われた被告6人のうち、9日に陪審により有罪評決を受けた4人について、英裁判所は11日、終身刑を言い渡した。また4人全員に対し、少なくとも40年間は仮釈放なしとした。

 判決はロンドン南東部にあるウールウイッチ刑事法院(Woolwich Crown Court)で下された。終身刑を宣告されたのは、ムクタル・サイード・イブラヒム(Muktar Said Ibrahim)被告(29)、ヤシン・オマル(Yassin Omar)被告(26)、ラムジー・モハメド(Ramzi Mohammed)被告(25)、フセイン・オスマン(Hussain Osman)被告(28)の4人。

 検察は11日の判決前、同じく起訴されていた残る2人の被告について、10日の陪審団の評決が一致しなかったため再審理を認めた。

 ロンドンでは05年7月7日に市民52人、実行犯4人が死亡した自爆テロ事件が発生していた。しかし、2週間後の7月21日に今回の被告6人が計画していたロンドン市内4か所の地下鉄やバスなどの連続爆破は未遂に終わった。同刑事法院は、2つのグループはどちらも国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系列のテロリスト集団だと判断した。
 
 イブラヒム被告は公判で、自身が主犯格であることを認めた一方で、グループが目的としていたのはイスラム教徒、特にイラク内の教徒たちの苦境に抗議することのみで、自分が仕掛けようとした装置は危険なものではなかったと主張。ほかの被告らもそろって装置は無害なものだったと主張した。

 ロンドン警視庁のピーター・クラーク(Peter Clarke)対テロ部長は10日、被告らが「裁きを避けるためについた、話にならないうそ」を却下したとして陪審団の評決を強く支持した。同部長は6月末にロンドンおよびグラスゴー(Glasgow)で発生したテロおよび未遂事件に触れ、「被告らは献身的なテロリストだが、公共にこれ以上の脅威を与えることはない。しかし、最近の一連の事件のように、テロリズムの脅威は現在も消えてはいない」と述べた。(c)AFP