海面上昇が稲作に深刻な影響、フィリピン研究機関が警告
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【7月10日 AFP】フィリピンの国際稲作研究所(International Rice Research Institute、IRRI)は、気候変動による海面上昇はアジアの一部の稲作地帯に大きな脅威をもたらすと警告した。
IRRIの気象学者のReiner Wassman氏は、機関紙「Rice Today」の中で、「アジアの最も重要な稲作地帯は三角州の低地にある。特にベトナムは三角州の低地での稲作に大幅に依存しており、海面上昇は大きな脅威だ」と指摘した。
今後100年間に稲作地帯の海面が10-85センチ上昇した場合、ベトナムなど一部の主要コメ輸出国では大きな影響が出る可能性があると指摘。社会経済への影響も測り知れないという。さらに、イネは異常な高温や異常な低温では成育が悪くなるとし、稲作地帯の異常気象が市民の食卓を直撃する可能性も指摘した。
その一方でWassman氏は、IRRIは気温上昇にも耐えうる新品種の開発が可能だとして楽観視しているとも語った。科学者らも、洪水や干ばつなどの異常気象におけるコメの生産について、改善は可能としている。
なお、IRRIは、気候変動への必要な取り組みのための資金は調達できていないという。(c)AFP
IRRIの気象学者のReiner Wassman氏は、機関紙「Rice Today」の中で、「アジアの最も重要な稲作地帯は三角州の低地にある。特にベトナムは三角州の低地での稲作に大幅に依存しており、海面上昇は大きな脅威だ」と指摘した。
今後100年間に稲作地帯の海面が10-85センチ上昇した場合、ベトナムなど一部の主要コメ輸出国では大きな影響が出る可能性があると指摘。社会経済への影響も測り知れないという。さらに、イネは異常な高温や異常な低温では成育が悪くなるとし、稲作地帯の異常気象が市民の食卓を直撃する可能性も指摘した。
その一方でWassman氏は、IRRIは気温上昇にも耐えうる新品種の開発が可能だとして楽観視しているとも語った。科学者らも、洪水や干ばつなどの異常気象におけるコメの生産について、改善は可能としている。
なお、IRRIは、気候変動への必要な取り組みのための資金は調達できていないという。(c)AFP