【7月3日 AFP】安倍晋三首相は2日、米国の原爆投下について「しょうがない」と発言した久間章生防衛相を首相官邸に呼び、厳重に注意した。

 時事通信社によると、安倍首相は久間防衛相に「長崎、広島の被爆者の気持ちを傷つけることがあってはならない。誤解を与える発言は厳に慎んでもらいたい」と厳しく伝えた。久間防衛相は面会後、報道陣に対し、今後は注意すると述べた。

 久間氏は長崎県選出の衆院議員。発言には与党内および野党の批判のみならず、地元市民の抗議も集中した。長崎の被爆者団体などは同日、久間氏に対し、同市で行われる平和祈念式典への出席を辞退するよう求めた。

 下降し続ける支持率を今月29日の参議院選挙を前に回復したい安倍政権だが、久間防衛相の発言は選挙前の微妙な時期と重なった。(c)AFP/Harumi Ozawa