【7月1日 AFP】香港は1日、民主化運動家らが政治改革を訴える中「威風堂々」と香港返還10周年を迎えた。

 曹蔭権(Donald Tsang)行政長官と新閣僚は、香港を訪れている中国の胡錦濤(Hu Jintao)国家主席の出席する返還10周年式典でその開始直後に宜誓就任を行った。

 最後の香港総督となったクリス・パッテン(Chris Patten)総督、チャールズ皇太子(Prince Charles)、当時のトニー・ブレア(Tony Blair)英首相らが出席した1997年の返還式典と今回の式典との明らかな違いは、英国政府高官が1人も式典に招かれなかったことだ。

 一連の式典は1日、警察の音楽隊が国歌を奏でるなか、中国旗と香港旗の掲揚式から始められた。

 曹行政長官、董建華(Tung Chee-hwa)初代行政長官、およびStephen Bradley駐香港英国総領事らおよそ1000人の式典参加者が見つめる中、香港の紅白旗のとなりに中国国旗が掲揚された。(c)AFP/Stephanie Wong