スパイス・ガールズ再結成へ、世界ツアーを予定
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【6月29日 AFP】1990年代に活躍し、ティーンエージャーの間で「ガールパワー（girl power）」を、流行語にした英国の女性ポップグループ「スパイス・ガールズ（Spice Girls）」が、1回限りの世界ツアーのために再結成することを28日、発表した。世界ツアーは、今年12月から来年1月にかけて、6大陸で11日間行われる予定。
■ツアー中も家族を優先
ヴィクトリア・ベッカム（Victoria Beckham）、ジェリ・ハリウェル（Geri Halliwell）、メラニー・ブラウン（Melanie Brown）、メラニー・チズム（Melanie Chisholm）、エマ・バントン（Emma Bunton）は、ロンドンで開かれた記者会見にそろって姿を見せ、再結成を発表した。
「ファンにお礼を言いたい。まさにそういう気分」とメラニーは語った。
前英サッカーチーム・代表デビッド・ベッカム（David Beckham）の妻、ヴィクトリア・ベッカム（Victoria Beckham）は、ツアーまでに7人の子どもを預ける「巨大な託児所」を用意すると述べた。「わたしたちは家族を優先させるつもり。楽しみたいから。自分の子どもたちにわたしたちの過去の活躍を見せたいのも再結成した理由の1つなの」ヴィクトリアは、近年彼女の人気を上回っている夫が、子どもたちと共にツアーへ同行するとも語った。
■再結成の理由はお金？
かつて「ポッシュ（Posh）」「ジンジャー（Ginger）」「スケアリー（Scary）」「スポーティー（Sporty）」「ベビー（Baby）」の愛称で呼ばれた、30代の大富豪らは、再結成を否定してきた。
エマが出産間近のため、故ダイアナ妃の生誕46周年にあたる7月1日にロンドンで行われる追悼コンサートに出演するかは微妙だ。
世界ツアーは12月7日、ロサンゼルス（Los Angeles）で開幕する。続いて、ラスベガス（Las Vegas）、ニューヨーク（New York）、ロンドン（London）、ケルン（Cologne）、マドリッド（Madrid）、北京（Beijing）、香港（Hong Kong）、シドニー（Sydney）、ケープタウン（Cape Town）と巡り、1月24日のブエノスアイレス（Buenos Aires）で幕を閉じる。
再結成でそれぞれ数百万ポンドを受け取ることになるスパイス・ガールズは、経済的な理由で再結成するのではないと主張する。「お金は問題じゃない」とジェリはコメント。「わたしたちがスパイス・ガールズになれる、人生で1回きりの機会だから再結成する」「わたしたちは、過去を祝福しようとしている。ファンへの祝福でもある。今が適切なタイミング。今以外ではもうありえない」
主催者はチケットの高い人気を予想しており、ファンはインターネットでの抽選でチケットを入手することになる。公式サイトでは追加日程が発表される予定だ。
■1990年代大衆文化をリード
マネジメント会社が1994年、メンバー募集の新聞広告を掲載したことがきっかけで、スパイス・ガールズは結成された。1990年代には、世界で5000枚以上を売り上げ、9曲が英チャート1位を獲得した。最初のヒット曲は1996年の「Wannabe」。続けて「Stop」「Spice Up Your Life」「Say You’ll Be There」など次々とヒットを飛ばした。
1990年代後半に活況を呈した英国カルチャー・シーンで「クールなブリタニア」のアイコン的存在となったスパイス・ガールズは、ネルソン・マンデラ（Nelson Mandela）元南アフリカ大統領、エリザベス女王（Queen Elizabeth II）、チャールズ皇太子（Prince Charles）らとも会見した。
また、市場に幅広い副次的効果をもたらし、『スパイス・ザ・ムービー（Spiceworld）』（1997年）では、チョコレート、人形、デオドラント化粧品といった関連商品が発売された。
■解散から現在まで
ジェリが1998年に脱退したことで、解散の予兆はあったが、正式な解散は2001年。それまで、グループの各メンバーは、短期間のソロ活動を行った。ヴィクトリアだけが、ソロで英チャート1位を獲得できなかった。
しかし今ではヴィクトリアが最も有名になり、英国のメディアはほぼ毎日、ヴィクトリアや夫デビッドのゴシップ記事を掲載している。デビッド・ベッカムは数日内に、スペイン・リーガエスパニョーラ1部のレアル・マドリード（Real Madrid）から、米国メジャーリーグ・サッカー（MLS）のロサンゼルス・ギャラクシー（Los Angeles Galaxy）へ移籍する予定だ。
メラニーは、コメディアンで俳優のエディ・マーフィー（Eddie Murphy）に対し、娘 ・エンゼル（Angel）の認知を求めている最中だ。
スパイス・ガールズ再結成の発表は、1990年代に活躍したバンド「テイク・ザット（Take That）」が2006年、結成メンバーのロビー・ウィリアムズ（Robbie Williams）を欠きながらも再結成に成功した流れに続いたものだ。(c)AFP/Katherine Haddon
■ツアー中も家族を優先
ヴィクトリア・ベッカム（Victoria Beckham）、ジェリ・ハリウェル（Geri Halliwell）、メラニー・ブラウン（Melanie Brown）、メラニー・チズム（Melanie Chisholm）、エマ・バントン（Emma Bunton）は、ロンドンで開かれた記者会見にそろって姿を見せ、再結成を発表した。
「ファンにお礼を言いたい。まさにそういう気分」とメラニーは語った。
前英サッカーチーム・代表デビッド・ベッカム（David Beckham）の妻、ヴィクトリア・ベッカム（Victoria Beckham）は、ツアーまでに7人の子どもを預ける「巨大な託児所」を用意すると述べた。「わたしたちは家族を優先させるつもり。楽しみたいから。自分の子どもたちにわたしたちの過去の活躍を見せたいのも再結成した理由の1つなの」ヴィクトリアは、近年彼女の人気を上回っている夫が、子どもたちと共にツアーへ同行するとも語った。
■再結成の理由はお金？
かつて「ポッシュ（Posh）」「ジンジャー（Ginger）」「スケアリー（Scary）」「スポーティー（Sporty）」「ベビー（Baby）」の愛称で呼ばれた、30代の大富豪らは、再結成を否定してきた。
エマが出産間近のため、故ダイアナ妃の生誕46周年にあたる7月1日にロンドンで行われる追悼コンサートに出演するかは微妙だ。
世界ツアーは12月7日、ロサンゼルス（Los Angeles）で開幕する。続いて、ラスベガス（Las Vegas）、ニューヨーク（New York）、ロンドン（London）、ケルン（Cologne）、マドリッド（Madrid）、北京（Beijing）、香港（Hong Kong）、シドニー（Sydney）、ケープタウン（Cape Town）と巡り、1月24日のブエノスアイレス（Buenos Aires）で幕を閉じる。
再結成でそれぞれ数百万ポンドを受け取ることになるスパイス・ガールズは、経済的な理由で再結成するのではないと主張する。「お金は問題じゃない」とジェリはコメント。「わたしたちがスパイス・ガールズになれる、人生で1回きりの機会だから再結成する」「わたしたちは、過去を祝福しようとしている。ファンへの祝福でもある。今が適切なタイミング。今以外ではもうありえない」
主催者はチケットの高い人気を予想しており、ファンはインターネットでの抽選でチケットを入手することになる。公式サイトでは追加日程が発表される予定だ。
■1990年代大衆文化をリード
マネジメント会社が1994年、メンバー募集の新聞広告を掲載したことがきっかけで、スパイス・ガールズは結成された。1990年代には、世界で5000枚以上を売り上げ、9曲が英チャート1位を獲得した。最初のヒット曲は1996年の「Wannabe」。続けて「Stop」「Spice Up Your Life」「Say You’ll Be There」など次々とヒットを飛ばした。
1990年代後半に活況を呈した英国カルチャー・シーンで「クールなブリタニア」のアイコン的存在となったスパイス・ガールズは、ネルソン・マンデラ（Nelson Mandela）元南アフリカ大統領、エリザベス女王（Queen Elizabeth II）、チャールズ皇太子（Prince Charles）らとも会見した。
また、市場に幅広い副次的効果をもたらし、『スパイス・ザ・ムービー（Spiceworld）』（1997年）では、チョコレート、人形、デオドラント化粧品といった関連商品が発売された。
■解散から現在まで
ジェリが1998年に脱退したことで、解散の予兆はあったが、正式な解散は2001年。それまで、グループの各メンバーは、短期間のソロ活動を行った。ヴィクトリアだけが、ソロで英チャート1位を獲得できなかった。
しかし今ではヴィクトリアが最も有名になり、英国のメディアはほぼ毎日、ヴィクトリアや夫デビッドのゴシップ記事を掲載している。デビッド・ベッカムは数日内に、スペイン・リーガエスパニョーラ1部のレアル・マドリード（Real Madrid）から、米国メジャーリーグ・サッカー（MLS）のロサンゼルス・ギャラクシー（Los Angeles Galaxy）へ移籍する予定だ。
メラニーは、コメディアンで俳優のエディ・マーフィー（Eddie Murphy）に対し、娘 ・エンゼル（Angel）の認知を求めている最中だ。
スパイス・ガールズ再結成の発表は、1990年代に活躍したバンド「テイク・ザット（Take That）」が2006年、結成メンバーのロビー・ウィリアムズ（Robbie Williams）を欠きながらも再結成に成功した流れに続いたものだ。(c)AFP/Katherine Haddon
