【6月27日 AFP】サッカー、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)とヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)は、ブレーメンに所属するドイツ代表のFWミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)のバイエルンへの移籍が合意に達したことを26日に発表した。クローゼは28日にメディカルチェックを受けた後に4年契約にサインを交わし、29日からバイエルンの練習に参加することになっている。

 バイエルンからは1200万ユーロ(約20億円)の移籍金がブレーメンに支払われたものと見られているが、クローゼの活躍によっては最終的に1500万ユーロ(約25億円)が支払われる見込み。

 欧州でも指折りのストライカーの一人に数えられるクローゼは、2007-08シーズン終了後にブレーメンとの契約が切れ自由契約となるため、移籍金は比較的安く設定されたもよう。

 06-07シーズンは4位に終わり、欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)への出場権を逃しているバイエルンは、クラブ史上最高額の推定2500万ユーロ(約41億円)でフランス代表のMFフランク・リベリ(Franck Ribery)を獲得するなど大幅な補強を敢行しており、クローゼは同じく1200万ユーロで獲得したイタリア代表のFWルカ・トーニ(Luca Toni)と前線でコンビを組むものと見られている。

 ドイツ代表として69試合に出場して33得点を挙げているクローゼは、06サッカーW杯では通算5得点を挙げ大会得点王に輝いている。(c)AFP