インド発 高級皮革ブランド「Hidesign」、LVMHとの提携で目指す国際化
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【バンガロール/インド26日 AFP】ここ数年、欧米のラグジュアリー・ブランドは高級嗜好のインド人をターゲットにしている。インドの高級皮革ブランド「Hidesign」も、方向性を高級志向に転換し、国際的な成功を収めようという姿勢を見せている。
■ルイ・ヴィトンとの提携がもたらす相互利益
インド南東部のプドゥッチェーリ(Puducherry)に拠点を置く、インドの高級皮革メーカーの「Hidesign」は2006年、国内外で計8000万ドル(約100億円)の売上を記録。現在は、海外の市場に参入する為「国際的なブランド」という位置づけを目指している。
IT産業の中心地バンガロール(Bangalore)に姿を見せた「Hidesign」のKunal Sachdev CEO(42)は、「フランスのモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)はインドのブランドを高く評価している。現在、我々は彼らに20%の出資を提案している。既に仮契約は交わされており、南部のチェンナイ(Chennai)にある皮革工場建設計画でもルイ・ヴィトンと協力するだろう」と語った。
■次々と国外市場を目指す
「Hidesign」は中国、ロシア、南アフリカなど既に国外に12店舗を展開しているが、同CEOは今後3年間でこれを50店舗に増やしたいと語る。今後は、オーストラリア、中東、ヨーロッパ、アフリカに進出し、ハウス・オブ・フレイザー(House of Fraser)、ジョン・ルイス(John Lewis)、Magasin Du Nord、セルフリッジ(Selfridges)、Myersといった百貨店での販売も予定している。
「Hidesignはインドから海外に進出した初のブランドだ」と語るのは、コンサルタント会社TechnopakのArvind Singhal氏。「グッチ(Gucci)ほど高価でなく、クオリティも良い。大衆向けラグジュアリー市場で大いに可能性がある。2000ドル(約25万円)の商品には手が出ないが、250ドル(約3万円)なら払ってもいいという人にとっては、魅力的なブランドだろう」
■伝統的な技術に基づいたブランド哲学
ルイ・ヴィトンとの提携により、Hidesignは国際的なブランドとして認識されるようになった。
1978年に創業した「Hidesign」は、Dilip Kapurがたった1人で始めたアトリエから誕生した。伝統的ななめし技術、天然植物油や天然染料を使用し。現在では、ハンドメイドのレザーバッグ、ジャケットやアクセサリーを展開し、現在国内で18店舗をかまえるインドで最も有名なブランドに成長した。
■国際化への様々な方策
環境問題に敏感な消費者には大変魅力のある「Hidesign」だが、世界規模のブランドから受け入れられるまでには長い道のりがありそうだ。今後の国際的な拡大は、高級テナント内に上質な空間を構えることができるか、特権的な印象を与える小売店を持てるかにかかっている、同社CEOは語った。「国際的な認知度を高めるためには、高級デパートに店舗を出すなど、ラグジュアリー・ブランドであることをアピールする必要がある。単なる広告だけでは、消費者に具体的なイメージを持たせることも、ブランドが持つ哲学を伝えることもできない」
■欧米ブランドも新市場への参入を狙う
ニューデリー(New Delhi)、ムンバイ(Mumbai)に店舗を置く、ルイ・ヴィトンは間もなく、3店舗目をバンガロールにオープンする。他のラグジュアリー・ブランド同様、11億人という人口を抱えるインドでの拡大を狙っている。そのため、国内市場に精通している「Hidesign」との提携は、ルイ・ヴィトンにとっても有益と言える。
コンサルティング会社マッキンゼー(McKinsey)によれば、急成長するインド経済が若年層の収入増加を後押しする為、消費市場は2025年までに1.5兆ドル(約185兆円)にまで成長する見込みがある。
イヴ・カルセル(Yves Carcelle)ルイ・ヴィトン会長兼CEOは最近、ニューデリーを訪れた際、「中国の次は、インドだ。私たちは、スタート地点に立ったばかりだ」と語っている。
写真は、ニューデリー(New Delhi)市内のHidesign店舗。(2007年6月25日撮影)(c)AFP/MANAN VATSYAYANA
■ルイ・ヴィトンとの提携がもたらす相互利益
インド南東部のプドゥッチェーリ(Puducherry)に拠点を置く、インドの高級皮革メーカーの「Hidesign」は2006年、国内外で計8000万ドル(約100億円)の売上を記録。現在は、海外の市場に参入する為「国際的なブランド」という位置づけを目指している。
IT産業の中心地バンガロール(Bangalore)に姿を見せた「Hidesign」のKunal Sachdev CEO(42)は、「フランスのモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)はインドのブランドを高く評価している。現在、我々は彼らに20%の出資を提案している。既に仮契約は交わされており、南部のチェンナイ(Chennai)にある皮革工場建設計画でもルイ・ヴィトンと協力するだろう」と語った。
■次々と国外市場を目指す
「Hidesign」は中国、ロシア、南アフリカなど既に国外に12店舗を展開しているが、同CEOは今後3年間でこれを50店舗に増やしたいと語る。今後は、オーストラリア、中東、ヨーロッパ、アフリカに進出し、ハウス・オブ・フレイザー(House of Fraser)、ジョン・ルイス(John Lewis)、Magasin Du Nord、セルフリッジ(Selfridges)、Myersといった百貨店での販売も予定している。
「Hidesignはインドから海外に進出した初のブランドだ」と語るのは、コンサルタント会社TechnopakのArvind Singhal氏。「グッチ(Gucci)ほど高価でなく、クオリティも良い。大衆向けラグジュアリー市場で大いに可能性がある。2000ドル(約25万円)の商品には手が出ないが、250ドル(約3万円)なら払ってもいいという人にとっては、魅力的なブランドだろう」
■伝統的な技術に基づいたブランド哲学
ルイ・ヴィトンとの提携により、Hidesignは国際的なブランドとして認識されるようになった。
1978年に創業した「Hidesign」は、Dilip Kapurがたった1人で始めたアトリエから誕生した。伝統的ななめし技術、天然植物油や天然染料を使用し。現在では、ハンドメイドのレザーバッグ、ジャケットやアクセサリーを展開し、現在国内で18店舗をかまえるインドで最も有名なブランドに成長した。
■国際化への様々な方策
環境問題に敏感な消費者には大変魅力のある「Hidesign」だが、世界規模のブランドから受け入れられるまでには長い道のりがありそうだ。今後の国際的な拡大は、高級テナント内に上質な空間を構えることができるか、特権的な印象を与える小売店を持てるかにかかっている、同社CEOは語った。「国際的な認知度を高めるためには、高級デパートに店舗を出すなど、ラグジュアリー・ブランドであることをアピールする必要がある。単なる広告だけでは、消費者に具体的なイメージを持たせることも、ブランドが持つ哲学を伝えることもできない」
■欧米ブランドも新市場への参入を狙う
ニューデリー(New Delhi)、ムンバイ(Mumbai)に店舗を置く、ルイ・ヴィトンは間もなく、3店舗目をバンガロールにオープンする。他のラグジュアリー・ブランド同様、11億人という人口を抱えるインドでの拡大を狙っている。そのため、国内市場に精通している「Hidesign」との提携は、ルイ・ヴィトンにとっても有益と言える。
コンサルティング会社マッキンゼー(McKinsey)によれば、急成長するインド経済が若年層の収入増加を後押しする為、消費市場は2025年までに1.5兆ドル(約185兆円)にまで成長する見込みがある。
イヴ・カルセル(Yves Carcelle)ルイ・ヴィトン会長兼CEOは最近、ニューデリーを訪れた際、「中国の次は、インドだ。私たちは、スタート地点に立ったばかりだ」と語っている。
写真は、ニューデリー(New Delhi)市内のHidesign店舗。(2007年6月25日撮影)(c)AFP/MANAN VATSYAYANA