【6月26日 AFP】米国土安全保障省は、米国に入国する外国人に10本指の指紋提供を義務づける方針を明らかにした。

 10本指の指紋を照合する高精度スキャナーが、今後、ニューヨーク・ケネディ国際空港(John F. Kennedy airport)、シカゴ・オヘア国際空港(O’Hare airport)、ワシントン・ダレス国際空港(Washington Dulles International airport)など全米10の空港に実験的に導入される。 

 同じ装置は、ブリュッセルなど米国の複数の在外大使館にも設置される予定。国土安全保障省の計画担当者P.T. ライト(P.T. Wright)氏が明らかにした。

 指紋照合は、欧州連合(EU)など、米国に入国する際にビザがいらない国々にも、他のすべての国々と同様、等しく適用される予定。

 US-VISITと命名されたこの計画に基づき、指紋が正確に分析され米捜査当局が保有する要注意人物リストの指紋と照合されることになる。

 今後入国審査には、顔や網膜などの生体認証データの照合も加えられていくことになるとライト氏は表明。

 米国の国境管理は、約3000人が殺害された2001年の9.11同時多発テロの発生後に強化された。(c)AFP