【6月26日 AFP】紅海(Red Sea)沿岸の保養地シャルムエルシェイク(Sharm al-Sheikh)で25日、中東首脳会談が開始された。

 会談には開催を呼びかけたエジプトに加え、イスラエル、ヨルダン、パレスチナ自治区の首脳らが出席し、同自治区のガザ地区(Gaza Strip)を制圧したイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)に対し、マフムード・アッバス(Mahmud Abbas)自治政府議長と、同議長が指名し、欧米諸国の支持を受ける非常事態内閣支持の立場を明確にして同内閣の基盤強化を図る。

 パレスチナ自治区は、ハマスのガザ地区制圧により、同地区とアッバス議長率いるパレスチナ解放機構(PLO)主流派のファタハ(Fatah)が拠点とするヨルダン川西岸(West Bank)に分裂している。

 ただし、同会談での中東和平交渉再開への大きな進展は期待されていない。(c)AFP