【6月24日 AFP】10年にわたり国の舵取りを担って来たトニー・ブレア(Tony Blair)英首相は自身の退任4日前となる23日、バチカン(Vatican)を訪れ、法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)と面会した。

 英国国教会に属するブレア首相は退任後にカトリックへの改宗が取りざたされており、6月27日にゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英財務相へ首相の座を引き渡した後の活動について、精力的に準備を進めていると言われている。

 英首相には英国国教会の大主教を選出する役割があり、カトリック教徒が首相に着任した前例はない。
 
 面会後にバチカンが発表したところでは、両者は中東問題や欧州連合(European UnionEU)などの繊細な課題について話し合ったとされ、ブレア首相の改宗については言及されなかった。

 ブレア首相による退任直前のバチカン訪問について、タイム(Times)紙などは、キリスト教とイスラム教、およびユダヤ教など、宗教間で対話を目指す同首相が、退任後の活動についてローマ法王に協力を求めるためとしており、改宗に関するものではないとの見解を示していた。

 ブレア首相がバチカンを訪れたのは今回で3度目で、ベネディクト16世と面会するのは今回で2度目。(c)AFP