【6月23日 AFP】ノルウェーのイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)首相は22日、気候変動に関する新たな環境政策を明らかにした。同政策について首相は世界でも「もっとも野心的」と評するが、その一方で環境活動家たちの反応は冷ややかである。

 政府は22日、議会に新しい法案を提案。その内容には、排出ゼロ国に向けて石油ストーブの廃止や、2010年までにバイオ燃料の利用割合を7%増加する目標が組み込まれている。

 他にも運送業への割当制度の導入や自然エネルギー業者への補助金、森林再生計画、都市部での自動車税、リサイクル可能な製品の廃棄の禁止などが盛り込まれている。

 ノルウェーは地球温暖化の原因とされる石油や天然ガスの世界3位の輸出国であるが、国内の電力需要のほとんどは既に水力発電に切り替わっている。

 一方でノルウェーの環境団体らは、新提案に冷ややかな反応を示している。環境団体Natur og Ungdomは「無意味」と一蹴。Norges Naturvernforbundのメンバーも、「歴史的大失敗」になるだろうとコメントした。

 ストルテンベルグ首相は4月、2020年までに温室効果ガスの排出を30%削減するとし、さらに2050年までにノルウェーを「排出ゼロ」国にすると提案していた。

 ノルウェーのガス排出は、2012年までに10%の削減が見込まれている。これは京都議定書(Kyoto Protocol)の基準を上回る削減量である。(c)AFP