「同性婚は認めない」、豪ハワード首相が言明
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【6月21日 AFP】オーストラリアのジョン・ハワード(John Howard)首相は21日、同性結婚を法律で認める考えはないと言明した。最近の調査では、同性愛者間の結婚を支持する国民が過半数を超えている。
同首相はラジオのインタビューで、「同性間の結婚に関し、われわれの態度が変わる可能性はない」と語った。
このインタビューに先立ち、国民1100人を対象に実施されたギャラクシー(Galaxy)の世論調査では、57%が同性愛者間の結婚を支持すると答えた。さらに71%が、同性の事実婚カップルに通常の夫婦と同様の法的権利を与るべきだと考えていることもわかった。
自身も同性愛者である緑の党のボブ・ブラウン(Bob Brown)党首は記者団に対し、「調査結果は政府と最大野党労働党の姿勢が、同性カップルに対する差別をなくしたいという国民の願いからかけ離れていることを示すものだ」と指摘した。
同性愛者に対する態度は過去50年で急速に変化したものの、依然、道のりは長いとブラウン党首は指摘する。
「われわれは20世紀ではなく、21世紀の話をしている。同性カップルは一般の夫婦と同様の権利を享受すべきだし、国民もそれを望んでいる」
人権機会平等委員会(Human Rights and Equal Opportunity Community)による同性カップルに関する報告書は22日に公表される予定だ。(c)AFP
同首相はラジオのインタビューで、「同性間の結婚に関し、われわれの態度が変わる可能性はない」と語った。
このインタビューに先立ち、国民1100人を対象に実施されたギャラクシー(Galaxy)の世論調査では、57%が同性愛者間の結婚を支持すると答えた。さらに71%が、同性の事実婚カップルに通常の夫婦と同様の法的権利を与るべきだと考えていることもわかった。
自身も同性愛者である緑の党のボブ・ブラウン(Bob Brown)党首は記者団に対し、「調査結果は政府と最大野党労働党の姿勢が、同性カップルに対する差別をなくしたいという国民の願いからかけ離れていることを示すものだ」と指摘した。
同性愛者に対する態度は過去50年で急速に変化したものの、依然、道のりは長いとブラウン党首は指摘する。
「われわれは20世紀ではなく、21世紀の話をしている。同性カップルは一般の夫婦と同様の権利を享受すべきだし、国民もそれを望んでいる」
人権機会平等委員会(Human Rights and Equal Opportunity Community)による同性カップルに関する報告書は22日に公表される予定だ。(c)AFP