【6月20日 AFP】世界貿易機関(World Trade OrganizationWTO)の米国、欧州連合(European UnionEU)、ブラジル、インドからなる主要4か国・地域は19日、多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の行き詰まり打開を目指し、ポツダム(Potsdam)のツェツィーリエンホーフ宮殿(Cecilienhof Palace)で会談を開始した。会合は週末まで続く予定。

 2006年に開催された同交渉に関する会談では、何も決定されることなく最終的に150加盟国間で交渉が凍結されている。

 参加者は、EUのピーター・マンデルソン(Peter Mandelson)通商担当委員、マリアン・フィッシャー・ボエル(Mariann Fischer Boel)同農業・農村開発担当委員、米国通商代表部のスーザン・シュワブ(Susan Schwab)代表、カマル・ナート(Kamal Nath)インド商工相、セルソ・アモリン(Celso Amorim)ブラジル外相。

 今回の会談では他の加盟国を交渉に引き込むため、農産品や工業製品における関税障壁の低減を目指し、協定の締結へ向けたそれぞれの譲歩が必要とされる。

 ドーハ・ラウンドが2001年にカタールのドーハ(Doha)で大きな期待を浴びて開始されて以来、開発途上国の経済発展を促す自由貿易協定に関する交渉は、その締結期限の延長を数回にわたり余儀なくされている。
  
 WTOの規定で、協定は全会一致でのみ承認され、1か国でも異議を唱えれば阻止されるが、2007年内の締結を目指す上で今回の4者間での協定は、いかなる形にせよ決定的なものになるとみられている。(c)AFP