【6月19日 AFP】フランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)氏は、ドイツ代表でブンデスリーガのヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)に所属するFWミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)が、今夏の移籍期限が終了する前には、同リーグのバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の一員になると予想していることをドイツDPA通信を通じて明らかになった。

 06-07シーズンのリーグ戦で4位に低迷し、07-08シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)の出場権を逃したバイエルンは、既に同クラブへの加入が決定しているイタリア代表のFWルカ・トーニ(Luca Toni)、フランス代表のMFフランク・リベリ(Franck Ribery)とドイツ代表のDFマルセル・ヤンセン(Marcell Jansen)の3人を推定5700万ユーロ(約94億3900万円)の移籍金で獲得したと報道され、今夏の移籍市場においてクラブ史上例のない規模での補強を行っている。

 しかし、さらなる攻撃陣の強化を目指しているバイエルンは、2008年6月にブレーメンとの契約が切れるクローゼの獲得をも目論んでおり、1000万ユーロ(約16億5400万円)を用意して交渉の席に立っているなど、直ぐにでも06サッカーW杯で5得点を記録し得点王に輝いたストライカーの獲得を切望していると報じられている。

 選手時代にキャプテンで、また監督になってからもW杯を制しているベッケンバウアー氏は、「もしクローゼが来季に移籍することを全ての人が知っているなら、誰も彼のような選手をもう1年引き留めることは想像できない」とDPA通信にコメントした。

 また「彼が今夏に加入することを願っている」と語るバイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)会長は、「1年待てば移籍金なしでクローゼを獲得できる」など、ブレーメンとの駆け引きには引きずられないと強調した。(c)AFP