【6月17日 AFP】イラクを電撃訪問したロバート・ゲーツ(Robert Gates)米国防長官は16日、駐留米軍増派の成果について、具体的な判断をするにはまだ時期尚早であると述べた。9月には増派の成果について米議会に報告されることとなっている。

 9月の報告にあたって、一定の傾向を指摘できるとしていたゲーツ長官だが、「増派の影響と成果はまだその兆候が見え始めたばかりだ」と述べるにとどまり、バグダッドの内紛状況が改善されれば駐留米軍の規模縮小の可能性もあるとした前日の見解より、慎重な姿勢に転じるかたちとなった。

 イラクで駐留米軍の指揮をとるデービッド・ペトラウス(David Petraeus)司令官とライアン・クロッカー(Ryan Crocker)駐イラク大使は、9月に増派の影響と新たな計画の必要性について議会に報告を行う予定となっている。ペトラウス司令官は増派によってアルカイダの拠点への掃討作戦の開始が可能となったと述べる。

 ゲーツ長官は同日、ヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相との会談にも臨み、事態の改善に向けた努力をするよう求めた。(c)AFP/Jim Mannion